ノアマリン合同会社

事業内容

可動床型プールの衛生管理について

可動床プールは、床の高さを自由に調整できるプールです。水深を変えられるため、幼児から高齢者まで幅広い年齢層に対応し、水泳の授業・競技・リハビリ・レジャーなど多目的に活用できます。

近年、学校や公営プールを中心に可動床型プールの導入が増えています。
可動床型プールには多くの利点がありますが、適切なメンテナンスが欠かせません。特に可動床の下層部の衛生管理が重要です。

可動床下の汚れや沈殿物について

可動床のあるプールでは、可動床下層部やプール本体の底に髪の毛、絆創膏、塗装の剥がれ、沈殿物が溜まりやすくなります。プールの水は循環していますが、可動床下に蓄積した沈殿物は通常の循環システムでは除去できません。

年に一度の水の入れ替え時に清掃は行えますが、可動床下の沈殿物は3ヶ月ほどで溜まりやすくなるため、年に一度の清掃だけでは不十分です。場合によってはアカムシやユスリカなどの虫が発生することもあり、衛生面で問題となる可能性があります。

定期的な潜水清掃をおすすめします

ロボットによる清掃も選択肢の一つですが、段差やプールの隅の沈殿物を完全に除去することは難しく、作業中にトラブルが発生すると回収にも手間がかかります。

そこで、定期的な潜水清掃(3ヶ月〜6ヶ月に1度)をおすすめします。潜水清掃では、沈殿物を巻き上げずに昇降装置下部の内部まで徹底的に清掃し、落下物の回収も可能です。

潜水作業について

潜水清掃では、水中で作業を行うため沈殿物をできるだけ巻き上げず、隅々まで確実に清掃することが可能です。特に昇降装置の下部やプールの隅に溜まった落下物も丁寧に回収できるため、水質の維持や衛生管理の向上につながります。

定期的な潜水清掃(3ヶ月〜6ヶ月に1度)を実施することで、プールの水を清潔に保ち、安全で快適な環境を維持することができます。 ほとんどのプールでは1日以内の作業で完了し、夜間対応も可能ですので、営業スケジュールに影響を与えずに清掃が行えます。

作業の流れ

  1. 機材搬入
  2. 機材セッティング、点検口の開放
  3. 水中撮影による現況(後日データ提出)
  4. 潜水清掃作業
  5. 清掃終了後状況撮影(後日データ提出)
  6. 可動床下部の状況調査(問題各所を後日図面データにて提出)
  7. 点検口の復旧、吸引物処理、片付け
  8. 機材搬出・終了

排水口には、ネットを装着。ヘドロ等を取り除きます。

清掃前の可動床下層部の状況です。

このような落し物がたくさんあります。

可動床下層部を潜水清掃していきます。

可動床下層部潜水清掃の様子です。見違えるほどきれいになりました。

可動床下層部からは、塗料の剥がれ、カットバン、髪の毛など、たくさんのゴミが出てきました。